ナスを植えてしばらくすると、
一番花が咲きます。
すると急に困るんです。
「なんか急に茂ってきた」
「花咲いたけど、どうするの?」
「支柱はいつ立てるの?」
講座でも毎年よく聞かれる質問です。
ナスは3本仕立てにするのが
一般的といわれます。
じゃあ具体的にどうするの?
ナスの3本仕立ては、
一番花の周りから伸びる枝を選ぶのが基本です。
この記事では、初心者の方にも分かりやすいように、
私が説明するときに使っている
「長男・次男・三男」という覚え方で解説します。
一番花の見つけ方、
一番果の扱い方、不要な枝の整理方法、
支柱の立て方まで写真付きで紹介します。
- ナスの3本仕立てを初心者でも迷わず行う方法
- 長男・次男・三男の見つけ方と残すべき枝の基準
- 一番花・一番果・支柱設置の正しいタイミング
ナスの仕立てでよくある迷い
ナス栽培を始めたばかりの方が
最初に悩みやすいのが、枝の整理です。
苗を植えて水やりをしながら育てている間は順調でも、
一番花が咲き始める頃になると
急に分からないことが増えてきます。
特に家庭菜園では、
「どの枝を残せばいいの?」
「どこを切ればいいの?」
という質問が増えてきます。
ナスは気温が上がり始めると
新しい枝や葉が次々と伸びてくるため、
放っておくと、どんどん茂ってしまいます。
その結果、風通しが悪くなり、
病害虫も発生しやすくなります。
だから、枝を整理する必要があるのです。
よく言われるのは3本に整理する方法。
それがいわゆる3本仕立てです。
最初に育てる枝を決めてしまえば、
後がぐんとラクになります。
よくある疑問
- どの枝を残せばいいの?
- 全部の枝を伸ばしてはいけないの?
- 一番花は摘んだ方がいいの?
- 一番果は収穫していいの?
- 支柱はいつ立てればいいの?
- 脇芽は全部取るの?
実はこれらの疑問は、すべて
一番花の周辺にある枝を整理することで
解決しやすくなります。
結論|一番花の周りの3本を育てる
最初に結論から言います。
ナスの3本仕立てでは、
一番花の周りから伸びる3本の枝を育てます。
栽培の本では
「主枝1本+側枝2本」と説明されることが多いのですが、
初心者には少し分かりにくいことがあります。
そこで私は人に説明するときは、
その3本を「長男・次男・三男」と呼んでいます。
- ナスは3本仕立てが基本
- 一番花の周りの3本を育てる
- 長男・次男・三男と考えると分かりやすい
- まずは育てる3本を決める
家庭菜園では、「何を切るか」よりも、
「何を育てるか」を決めることが成功の第一歩です。
まずは一番花を探そう
ナスの3本仕立ては、
一番花を見つけるところから始まります。
一番花とは、
その株で最初に咲く花のことです。
まだ株がそれほど大きくない時期に咲くので、
見つけやすいと思います。
まずは一番花、
または一番花が付いていた場所を探してみましょう。
3本仕立てで育てる枝は、
この周辺から伸びています。
私も説明するときは、
まず一番花を見つけてもらうところから始めます。
長男・次男・三男を見つける目印になるからです。
まずは一番花、
または一番花が付いていた場所を探してみましょう。
3本仕立てで育てる枝は、
この周辺から伸びています。
次の写真では、一番花が実になっています。

▲ 一番花
長男・次男・三男ってどこ?
私は、一番花の周辺から伸びる3本の枝を
「長男・次男・三男」と呼んでいます。
名前を付けると覚えやすいからです。
教科書的には「主枝1本+側枝2本」です。
でもいきなりそう言われても、
初心者には少し分かりにくいことがあります。
そこで私は、まず3人兄弟を見つけるイメージで説明しています。



▲ 長男・次男・三男
ちなみに長男・次男・三男という名前に
深い意味はありません。
一番花の周りの3本を
覚えやすくするための呼び方です。
まずはどの枝を残すかを決めましょう。
切る枝を探すのは、
その後で大丈夫です。
それ以外の枝はどうする?
長男・次男・三男が決まったら、
それ以外の枝を少しずつ整理していきます。
順調に育っていれば、
一番花が咲く頃には、
株元からいくつか枝が出ていることが多いです。
株全体が小さいうちは、
慌てて切らなくても大丈夫です。
まずは育てる3本が
たくましく育つことを見守りましょう。
よくある失敗は、
まだ株が小さいのに形を整えようとすることです。
私はまず長男・次男・三男が
はっきりとわかるようになってから、
枝を整理するようにお話しています。
地上部が勢いよく育ってくるということは、
根もしっかり張ったという合図なのです。
このタイミングで枝を整理してあげると、
その後の育ちもぐんとよくなるのです。
この写真でハサミを当てている枝のように、
3本以外の枝は整理していきます。

▲ 余分な枝はカット
ただ、焦る必要はありません。
まずは株を育てることを優先して、
長男・次男・三男がしっかり伸びてきたら
整理してあげれば大丈夫です。
一番果はどうする?
初めに咲いた花が実になると、
テンションがあがります。
「せっかくだから大きくして収穫したい」
と思いますよね。
でも、あまり大きくし過ぎるのはおすすめしません。
株がまだ若い時期に大きな実を育てると、
その分だけ株の成長に負担がかかります。
私はこのくらいのサイズで収穫することが多いです。

▲ 一番果は小さめで収穫
その方が株も楽ですし、
その後の収穫にもつながります。
一番果は早めに楽しんで、
株を大きく育てる方が結果的に長く収穫できます。
支柱は早めに立てておこう
長男・次男・三男が決まったら、
支柱も立てておきます。
家庭菜園なら、
150〜180cm程度の支柱が使いやすいと思います。
ナスは夏になると一気に大きくなるし、
せっかく見つけた3本がまた枝分かれしていくので、
後から立てようとするとまたわからなくなります。
ということで、私は3本の枝が決まった段階で
支柱を立ててしまいます。
よく聞かれるのが、
- どこに刺すの?
- どの方向に立てるの?
という質問です。

▲ 支柱は植え穴の外側を狙う
最初から完璧に立てようとしなくても大丈夫です。
長男・次男・三男に沿って立てて支えてあげましょう。
まずは1か所程度、
麻ひもで軽く固定してあげれば大丈夫です。

▲ 3本仕立ての基本形
枝が伸びてきたら、
その都度、支柱に沿わせるように
少しずつ結んでいきます。
最初に支柱を立てておくと、
その後の管理がずっと楽になります。
3本仕立て完成形
ここまでできれば、
3本仕立ての基本は完成です。
あとは伸びてくる枝を支柱に誘引しながら
育てていきます。
ナスは夏の間どんどん花を咲かせ、
実を付けます。
最初に形を整えておくと、
その後の管理がぐっと楽になります。
私も毎年この方法で育てていますが、
収穫や病害虫の確認がしやすくなります。
最初に少し手をかけておくと、
夏の収穫がずっと楽になります。
- ナスは3本仕立てが基本
- 一番花の周りの3本を育てる
- 長男・次男・三男と考えると分かりやすい
- まずは育てる3本を決める
- 一番果は大きくし過ぎない
- 支柱は早めに立てると管理しやすい
ナスの仕立ては難しそうに見えますが、
まずは長男・次男・三男を見つければ大丈夫です。
まずは育てる3本を決めて、
夏の収穫を楽しんでください。
ナスはこの後も、
わき芽管理や更新剪定、一枝一果採りなど、
長く収穫するための工夫があります。
それらは別の記事で紹介していきます。


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